大学生の塾の勉強コラム

大学数学が難しく感じる。どう勉強すればよいか?

中学・高校までは数学が得意だったはずなのに、大学で履修する数学が難しくて講義についていけない。

そのような悩みを抱えている学生が多いのではないでしょうか。

急に苦手意識を感じるようになってしまったり、単位が取れるか不安になってしまったり。

一体なぜ、大学数学が難しく感じてしまうのでしょう。

このコラムでは”教科書”について考察していきます。

小学校から高校までは、基本的に文部科学大臣による検定を受けた検定教科書が使用されていました。

出版社によって解説の仕方に多少の違いはあるものの、教科書検定制度があるおかげで指導内容の水準がほぼ一定に保たれるようになっています。

では大学の場合はどうかというと、教科書検定制度は適用されません。

ポイント

そのため講義で指定される教科書は、以下のようなケースに分かれます。

・ 市販の専門書

・ 講義を担当する教員自身が執筆した図書

・ 教科書を指定せずに配布資料や板書を中心に講義を行う

そうなると指導内容や講義の進め方は、大学によって、あるいは学部・学科によってだいぶ違いが現れます。

また大学の講義は予習・復習していることを前提に行われる場合もあるため、ここでは教科書や関連図書などを用いた効率の良い学習方法を紹介していきます。

 

講義のスピードが速く感じる

高校のときは、1冊の教科書を1年間かけて学習してきたことでしょう。

問題集と併用して授業で使用する場合もあり、定理や公式を学んだ後は問題演習を行うことで内容を定着させたことと思います。

さて大学の場合はというと、1冊の教科書をセメスター制の場合は半年で、クォーター制の場合は約8週間で学習することになります。

内容が高度になる上、学習期間が高校と比較して短くなるため、必然的に講義のスピードは速くなります。

つまり講義のスピードが速いと感じるのは当然なのです。

そのため講義は主に定理・定義の説明や証明に時間が割かれるようになり、教員が代表的な問題の解説を行うケースはあっても、学生が講義時間内に問題演習を行う時間が確保されていないことが多いのではないでしょうか。

板書をノートに写すだけで精一杯になってしまい、十分に理解することなく次の単元に進んでしまうため、消化不良を起こしてしまう学生が続出します。

ポイント

苦手意識をなくすためには、こまめに復習・問題演習を行うことが大切になってきます。

 

教科書をじっくり読めば復習できるか

講義の内容を理解するために、定期的に復習しなければならないことはお分かりかと思います。

では高校のときまでのように、教科書を読み返したり、問題を解けば質の高い復習を行うことができるでしょうか。

大学数学で初めて苦手意識を持った学生にとって、この答えはYESではないでしょう。

これは講義で使用する教科書の質によって大きく左右されることと、大学で学習する内容の難しさに起因します。

学習内容の点に着目し、例えばベクトルの場合を思い出してみましょう。

高校では平面(2次元)ベクトルと空間(3次元)ベクトルを学習した際、座標平面や座標空間の図を見てきたことでしょう。

図による直観的な理解と、数式による定理・定義・計算例などとが組み合わさり、教科書の内容を定着させていくことができた人が多いでしょう。

しかし大学になると、n次元のベクトルを扱います。

ココがポイント

図で表現することが困難になるため教科書から説明図が減り、その代わりに数式には∑の記号が頻繁に登場するようになります。

これがおそらく教科書が難しく感じる要因の1つではないでしょうか。

つまり教科書を読み返して復習しようにも、記載されている内容をスムーズに理解することが難しく、時間だけが過ぎてしまうという状況に陥りやすくなってしまうのです。

 

教科書以外に関連図書で復習してみよう

教科書だけで復習を行うことが難しい場合、関連図書を閲覧してみることをお勧めします。

さらに詳しく

関連図書とは教科書の補助的な役割を担う図書ですが、教科書の詳細な説明が記載されている図書、演習問題や解説が中心に記載されている図書などがあります。

この関連図書はシラバスに記載されていますし、講義の初回に紹介されることもあります。

講義の復習だけではなく、テスト対策として使える図書もあるでしょう。

教科書や関連図書は一般図書に比べてやや高額になりますが、単位を取得することができるか不安になったり、復習やテスト勉強が思うように進まないのであれば入手してみてはいかがでしょうか。

もしどうしても金銭的な理由で入手することができない場合、大学内の図書館を利用するという方法もあります。

気になった方は、まず図書館で検索してみましょう。

よい関連図書が見つかるかもしれませんよ。

 

教科書や関連図書以外の復習方法

講義が例えば”数学演習”のような演習形式の場合、講義中に教員の補佐としてティーチングアシスタント(以下、TA)がつくことがあります。

さらに詳しく

このTAは演習問題についていけない学生などに個別に解説をしてくれます。

主に教員の研究室・ゼミに所属する学生であることが多く、学生からの様々な質問に対応できるよう事前に予習をしてサポートにあたってくれます。

演習中に教員に質問をするのは気が引けてしまうという学生は、TAに質問してみましょう。

同じ立場の学生ですし、同じ講義を受けた先輩でもありますので、重要なポイントを押さえて回答してくれることでしょう。

また近年では、大学の様々な学問を事細かに解説しているウェブページが多数存在しています。

個人ブログで色々な単元をシリーズ化して公開している方もいらっしゃいます。

難しい概念や定理を噛み砕いて解説してあり、教科書以上に分かりやすいウェブページもありますよ。

直面している課題に非常によく似た類題が掲載されているウェブページが見つかるかもしれませんね。

またYouTubeのような動画サイトで大学数学を解説しているチャンネルも存在するので、気になったページはブックマークしておくと便利です。

 

いかがだったでしょうか。

教科書以外の図書などを有効活用し、復習やテスト勉強を頑張ってください。

 

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  • この記事を書いた人

斎藤先生

【猫の手ゼミナール講師】斎藤隆先 【出身大学】横浜国立大学大学院工学府システム統合工学専攻博士課程前期修了 【指導科目】数学(微分積分、線形代数):物理(力学、熱力学)

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