
もうそろそろ春休み、あるいはもう春休みに入ったという方もいらっしゃるでしょうか。
私立大学/国公立大学による違いはありますが、1ヶ月半~2ヶ月ほどの期間があります。
アルバイトをする、サークル活動をする、旅行に行く、実家に帰省する、すでに予定が決まっている方もいれば、まだほとんど予定が決まっておらず何をして過ごそうか考えている方がいるかもしれませんね。
いずれにしても夏休みに次いで長い休みとなるため、4月からの次年度に備えて、あるいはさらに先に備えて知識を蓄える時間にしたいところです。
そこで今回は「自発的に勉強する時間を作る」というテーマで、資格取得のすすめについてお話していきます。
このコラムを読んで、少しでも有意義な時間を過ごすことができるきっかけになればと思います。
資格の種類について
資格と言ってもいろいろな種類のものがあり、資格を管轄している組織によって大きく3つに分類することができます。
①国家資格
法律に基づいて実施され、国や都道府県が管轄する資格です。
国家資格はさらに3種類に分類されます。
1.業務独占資格
資格が業務遂行の必須条件となっているもの
(医師、教員など)
2.名称独占資格
業務遂行に必須ではないが、有資格者だけが名称を名乗ることを認められているもの
(管理栄養士、調理師など)
3.必置資格
特定の業種で有資格者を設置することが義務付けられているもの
(危険物取扱者、ケアマネジャーなど)
②公的資格
国家資格と民間資格の中間に位置づけられ、民間団体や公益法人が実施して各省庁が認定する資格です。
(実用英語技能検定(英検)、実用数学技能検定(数検)、臨床心理士、食品衛生責任者など)
③民間資格
民間企業や民間団体が独自に認定する資格です。
幅広く周知されている資格もあれば、そんなの聞いたことがなかったという資格まで様々なものがあります。
(TOEIC、プロゴルファー、DIYアドバイザー、カラーデザイン検定、ソムリエなど)
どんなものを選べばよいか
医師や教員のような業務独占資格や、名称独占資格の場合、それらのほとんどは短期間で取得できるものではないためここでは割愛します。
それならば、少しでも就職の際に有利になるものを選ぼうと考える方がいらっしゃるでしょう。
将来どのような職業に就きたいのか決めている方であれば選択肢がだいぶ絞れてくるでしょうが、そうでない方の場合は選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。
特定の業種を除き、資格の有無が採用の合否に大きく関わってくることは希です。
有資格者であれば優遇されることはありますが、それ以前にジョブマッチングや人間性といったところで判断されるからです。
ですので、あまり難しく考えずに
・ 就きたい職業に関係しそうな資格
・ よく耳にする資格
・ 日常生活であると便利な資格
を中心に検討してみましょう。
資格の難易度にもよりますが、資格を取得するためには当然のことながら時間とお金がかかります。
自発的に時間を割いて勉強することに意味があり、その資格をどう活かしていくかを考えることに価値があります。
どうありたいかをアピールできることが重要ですね。
自動車免許
普通自動車第一種免許は、おそらく多数の学生が在学中に取得すると思います。
ココがポイント
国家資格であり、また免許証には顔写真が入ることから、契約における本人確認書類の1つとして利用されることも多いです。
都心部で生活しているから運転なんてすることない、と思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし社用車を運転する必要が出てきた、公共交通機関が多くない地域に転勤になった、など突然必要になる場合があります。
生活環境が変わって必要になったときにすぐに取得できる資格ではありませんので、時間に融通が利きやすい学生のうちに是非ともお勧めしたい資格の1つです。
「自動車を所有している/所有していない」 と 「免許を取得している/していない」 とは意味合いが全く違いますしね。
免許取得の方法ですが、自力で学習・運転訓練を行って運転試験場で学科・実技試験を受験するいわゆる「一発試験」と呼ばれる特殊ケースを除くと、公安委員会が指定する自動車教習所に入校することになります。
その場合、空き時間に自動車教習所に通いながら免許取得を目指す「通学免許」、自動車教習所が所有する宿舎で合宿して免許取得を目指す「合宿免許」とを選ぶことができます。
免許合宿はシーズンによって料金が多少変動しますが、通学免許と比較すると短期間で安く取得できますので、まとまった時間を確保できる方は検討してみてください。
TOEIC
TOEICは言わずと知れた英語能力を測るテストであり、いくつか種類がありますが、広く認知されているのは「聞く、読む」力を測る TOEIC Listening & Reading Test です。
結果は合否ではなく点数(スコア)で出るのが特徴です。
ココがポイント
前述の通り民間資格であるにも関わらず認知度が非常に高く、採用時にスコアを考慮する企業も多いです。
上場企業の場合、昇進の際に「スコア〇〇点以上」といった条件を設定しているところもありますね。
英検の場合は準2級以上を取得していると大学受験で優遇されるところがあることから受験に有利なイメージがありますが、TOEICは就職やビジネスで優遇されるイメージが強いです。
TOEICは英検と比較して年間実施回数が多く、社内で試験を実施することができるという利点があるからかもしれませんね。
英検も同じですが、TOEICのスコアには有効期限がありません。
「TOEICのスコア = 過去のスコアの最大値」 ですので、テストを何度も受けてスコアを更新していくことができます。
もちろん業種や企業によってはTOEICなどの英語能力試験の結果を一切活用しないところもありますが、その場合でも将来転職活動をする際などに役立つときもあるため、テストを受けておいて損をするということはほとんどありません。
英語の学び直しといった観点でもメリットがあるため、迷ったら受験しておくことをお勧めします。
IT系資格
製品の開発/設計/製造/品質管理、製品の販売/物流/在庫管理、その他にもサービス業の集客/顧客管理/アフターサービスなど、ITを活用した世の中が当たり前になっています。
私たちの生活基盤はITの上に成り立っているといっても過言ではありません。
しかし上手に活用できれば非常に便利な反面で、大きなリスクを抱えているのも事実です。
正しい情報や誤った情報が世の中にあふれていますので、各個人が正しい知識を身に付ける必要があります。
IT系の資格は非常に多く、IT知識全般に関するものや、エンジニアに特化したもの、IT管理に特化したもの、情報セキュリティに特化したものなど様々です。
さらに詳しく
例えば
国家資格 ・・・ ITパスポート、基本情報技術者試験
公的資格 ・・・ 日商PC検定試験
民間資格 ・・・ MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
などがあります。
ITパスポートは基礎知識全般を幅広く身に付けることができるもので、合格率は約50%とそれほど難しい資格ではありません。
とりあえず基本的なところから始めてみたいという方におすすめです。
またMOSはマイクロソフト社がオフィス製品(ワード、エクセル、パワーポイントなど)を使いこなすスキルを検定してくれるというものです。
難易度はスペシャリストと、それより高いエキスパートの2種類があります。
ワードのみ、エクセルのみ、というように1科目から受験することができるのもありがたいですね。
オフィス製品の操作に不慣れな方は、勉強のために資格取得を目指してみるとよいかもしれません。
いかがだったでしょうか。
資格は所有していることに意味がありますが、それ以上に資格をどのように活用しているか、またそれまでのプロセスの中からどのようなものを得ることができたかも重要です。
頑張ってチャレンジしてみてくださいね。